Windowsコマンド虎の巻

sc config

sc configは、サービスの構成を恒久的に変更するコマンドです。

構文

(構文)
sc [¥¥マシン名] config <サービス名> [オプション]
【パラメータ】
パラメータ説明
¥¥マシン名操作対象のマシンを指定する
※省略時はローカルマシンが対象。
サービス名対象サービス名を指定する
【オプション】
オプション説明
type= 値サービスの実行種類を指定する
 own:自身のプロセスとして実行する(既定値)
 share:共有プロセスとして実行する
 interact:対話型プロセスとして実行する
 kernel:カーネルとして実行する
 filesys:ファイルシステムドライバとして実行する
 rec:ファイルシステム認識ドライバとして実行する
 adapt:アダプタドライバとして実行する
 userown:自身のユーザモードとして実行する
 usershare:共有のユーザモードとして実行する
start= 値開始方法を指定する
 auto:自動
 delayed-auto:自動(遅延)
 demand:手動(既定値)
 disabled:無効
 boot:ブート
 system:システム
error= 値起動時にエラーが発生した場合の動作を指定する
 normal:エラーを表示して起動を継続する(既定値)
 severe:前回正常起動時の構成で起動する
 critical:前回正常起動時の構成で起動し、それでもエラーの場合は起動を中断する
 ignore:起動を継続する
binPath= 値サービスとして実行するexeのパスを指定する
group= 値サービスが所属するグループを指定する
tag= yes|noTagレジストリを使用するかどうか
(startがstartまたはbootの場合のみ有効)
 yes:Tagレジストリを使用する
 no:Tagレジストリを使用しない
DisplayName= 値サービスの表示名を指定する
obj= 値サービスを実行するユーザ名を指定する
password= 値objで指定したユーザのパスワードを指定する

サンプル

サービス「Tomcat8」の起動を無効にする

C:¥>sc config Tomcat8 start= disabled [SC] ChangeServiceConfig SUCCESS

サービス「Tomcat8」の起動を手動にする

C:¥>sc config Tomcat8 start= demand [SC] ChangeServiceConfig SUCCESS

サービス「Tomcat8」の起動を自動にする

C:¥>sc config Tomcat8 start= auto [SC] ChangeServiceConfig SUCCESS

サービス「Tomcat8」の起動を自動(遅延)にする

C:¥>sc config Tomcat8 start= delayed-auto [SC] ChangeServiceConfig SUCCESS

備考

  • sc configコマンドの実行は、コマンドプロンプトを管理者として実行する必要があります。
  • オプション指定時、=の後ろには必ず半角スペースを入れてください。
  • 新規にサービスを作成したい場合は、sc createコマンドを使用します。

関連項目

  • sc:サービスに関する設定や確認を行う
  • sc create:サービスを作成する
  • sc config:サービスの構成を恒久的に変更する
  • sc delete:サービスを削除する