route
routeは、ルーティングテーブルの表示、追加、削除、変更 を行うコマンドです。
解説
routeコマンドはルーティングに関する表示や設定を行ないたい時に使用します。
ネットワーク系のトラブル時によく使われます。
構文
- (構文)ルーティングテーブルを表示する
- ROUTE PRINT [オプション] [ターゲット]
- (構文)ルーティングテーブルを追加する
- ROUTE ADD [オプション] [mask ネットマスク] [ゲートウェイ]
- (構文)ルーティングテーブルを削除する
- ROUTE DELETE [mask ネットマスク]
- (構文)ルーティングテーブルを変更する
- ROUTE CHANGE [オプション]
オプション | 説明 |
---|---|
-4 | IPv4の使用を強制する |
-6 | IPv6の使用を強制する |
-f | ルートを追加する前に現在のデフォルトルートを削除する |
-p | 追加した情報がシステム再起動後も有効になる。 (デフォルトでは再起動後は破棄される) |
-? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル(route print)
現在のルーティングテーブルを表示する(全て)
route print
現在のルーティングテーブルを表示する(IPv4のみ)
route print -4
ネットワーク宛先が192.168.1.10のルーティングテーブルを表示する
route print 192.168.1.10
サンプル(route add)
デフォルトゲートウェイを192.168.1.1に変更する
route add -f 0.0.0.0 mask 0.0.0.0 192.168.1.1
宛先192.168.1.10、マスク255.255.255.0、ゲートウェイ10.1.1.1を恒久的に追加する
route add -p 192.168.1.10 mask 255.255.255.0 10.1.1.1
サンプル(route delete)
ネットワーク宛先が192.168.1.10のルーティングテーブルを削除する
route delete 192.168.1.10
ネットワーク宛先が192.168.1.10でネットマスクが255.255.255.0のルーティングテーブルを削除する
route delete 192.168.1.10 mask 255.255.255.0
サンプル(route change)
デフォルトゲートウェイを192.168.1.1に変更
route change 0.0.0.0 mask 0.0.0.0 192.168.1.1
備考
- route addなどで変更した内容の反映に再起動は不要です。
- route printで表示した結果、ネットワーク宛先が0.0.0.0となっているものがデフォルトゲートウェイです。