prompt
promptは、プロンプトを変更するコマンドです。
解説
プロンプトとは、コマンドプロンプト上に表示されるコマンド入力を促す記号です。
(Windowsコマンドプロンプトだと「C:¥>」のような表示です。)
デフォルトではカレントパスが表示されます。
使い方の例としては、現在時刻を表示するように変更すると、コマンドを実行した時間がすぐに分かるようになります。
現在設定されている内容は、%PROMPT%環境変数に格納されています。
構文
- (構文)
- PROMPT [表示形式文字]
オプション | 説明 |
---|---|
/? | コマンドのヘルプを表示する |
promptコマンドで使える文字
promptに指定する文字列には、以下の特殊文字が用意されています。
特殊文字 | 説明 |
---|---|
$A | & (アンパサンド) |
$B | | (パイプ) |
$C | ( (左かっこ) |
$D | 現在日付 (yy/mm/dd型式) |
$E | エスケープコード (ASCIIコード:27) |
$F | ) (右かっこ) |
$G | > (不等号 (より大)) |
$H | バックスペース (直前の文字を削除します) |
$L | < (不等号 (より小)) |
$N | 現在のドライブ |
$P | 現在のドライブとパス |
$Q | = (等号) |
$S | (空白) |
$T | 現在時刻 (hh:mi:ss:ff形式) |
$V | Windows のバージョン番号 |
$_ | キャリッジ リターンとラインフィード |
$$ | $ (ドル記号) |
サンプル
プロンプトを現在時刻とする
C:¥>prompt $t$g
16:15:13.81>
デフォルトのプロンプトに戻す
16:18:54.65>prompt
C:¥>
プロンプトの現在の設定を確認する
C:¥>echo %PROMPT%
$P$G
備考
- デフォルトの表示形式は「$P$G」です。
- promptコマンドに文字列を指定しないと、デフォルトのプロンプト表記になります。