dir
dirは、ファイルやディレクトリを一覧表示するコマンドです。
解説
指定したディレクトリにあるファイルとディレクトリの一覧を表示します。
たぶんWindowsコマンドの中では一番使われるコマンドではないでしょうか
ワイルドカード(*、?)を使用して表示対象のファイルを絞り込んで表示する事も可能です。
構文
- (構文)
- DIR [パス] [オプション]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| パス | ディレクトリやワイルドカードを使ったファイル名を指定する ※省略時はカレントディレクトリが対象です。 (ワイルドカード記号) *:0文字以上の任意の文字列 ?:1文字以下の任意の文字列 |
| オプション | 下表【オプション】参照 |
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /A:項目 | 指定した属性のファイルのみ表示する D フォルダ R 読取り専用ファイル H 隠しファイル A アーカイブファイル S システムファイル ※先頭に-を付けると否定の意味になります。 (例)フォルダ以外 ⇒ -D |
| /B | ファイル名のみ出力する |
| /L | 小文字で出力する |
| /Q | ファイルの所有者を表示する |
| /O:項目 | 指定した項目でソートした順番で出力する N 名前順 D 日時順 S ファイルサイズ順 E 拡張子順 G ディレクトリを先 ※先頭に-を付けると逆順になります。 (例)名前の降順 ⇒ -N |
| /X | 短いファイル名(8.3形式)も同時に表示する |
| /W | ファイル名を横方向に並べて表示する |
| /D | ファイル名を縦方向に並べて表示する |
| /P | 1画面毎に表示する |
| /S | サブフォルダ内のファイルも一覧表示する |
| /T:項目 | 表示する日付の種類を指定する C 作成日時 W 更新日時 A 最終アクセス日時 |
| /C | 数値をカンマ区切りで表示する(デフォルト) |
| /-C | 数値をカンマ区切りで表示する |
| /? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
カレントディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧を表示する
C:¥>dir
C:¥temp;ディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧を表示する
C:¥>dir C:¥temp
カレントディレクトリ内の拡張子が.txtのファイルの一覧を表示する
C:¥>dir *.txt
カレントディレクトリ内でファイル名が4文字以下のファイルの一覧を表示する
C:¥>dir ????.*
カレントディレクトリ内のファイル名/ディレクトリ名のみの一覧を表示する
C:¥>dir /B
ディレクトリのみ表示する
C:¥>dir /A:D
ディレクトリ以外のみを表示する
C:¥>dir /A:-D
ファイルサイズの昇順(小さい順)にファイル名/ディレクトリ名の一覧を表示する
C:¥>dir /O:S
ファイルサイズの降順(大きい順)にファイル名/ディレクトリ名の一覧を表示する
C:¥>dir /O:-S
カレントディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧をクリップボードに出力する
C:¥>dir | clip
ファイルの所有者を表示する
C:¥>dir /Q
表示日時にファイルの作成日時を表示する
C:¥>dir /T:C
ファイル・ディレクトリ一覧を1画面毎に停止して表示する
C:¥>dir /p
表示結果が沢山あって表示が流れてしまう場合に便利です
備考
- dirは、directoryの略です。