xcopy
xcopyは、ディレクトリごとコピーするコマンドです。
解説
xcopyコマンドはディレクトリの複製を作成します。
オプションを使用する事で、ディレクトリ内のファイルやディレクトリも同時にコピーできます。
構文
- (構文)
- XCOPY <コピー元> <コピー先> [オプション]
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| コピー元 コピー先 | コピー元/コピー先のディレクトリ名を指定する ※省略不可 ※絶対パス、相対パスどちらでもOKです。 ※ワイルドカードは使用できません。 |
| オプション | 下表【オプション】参照 |
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /A | アーカイブ属性があるファイルのみコピーする (属性はそのまま) |
| /M | アーカイブ属性があるファイルのみコピーする (属性は解除) |
| /C | エラーが発生しても無視して続行する |
| /D | コピー元の日付が新しい場合のみコピーする |
| /D:日付 | 指定した日付以降に変更されたファイルのみコピーする 例)2018/07/01を指定⇒D:07-01-2018 |
| /P | コピー前に確認メッセージを表示する |
| /S | サブディレクトリもコピーする(空の場合を除く) |
| /E | サブディレクトリもコピーする |
| /W | コピー開始前に、任意のキー入力を求める |
| /I | コピー先のディレクトリが存在しない場合は作成する |
| /Q | コピーしたファイル名を表示しない |
| /L | コピーしたファイル名を表示する |
| /O | ファイルの所有権や権限もコピーする |
| /H | 隠しファイルやシステムファイルもコピーする |
| /R | 読み取り専用ファイルを上書きする |
| /T | ディレクトリのみコピーする (空のディレクトリも対象としたい場合は/Eを同時に指定する) |
| /U | コピー先に既に存在するファイルのみコピーする |
| /K | 属性もコピーする |
| /Y | 上書きとなる場合でも確認メッセージを表示しない |
| /-Y | 上書きとなる場合は確認メッセージを表示する(デフォルト) |
| /? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
ディレクトリ「dir01」配下をそのまま「dir02」へコピーする
xcopy dir01 dir02 /e
ディレクトリ「dir01」配下をそのまま「dir02」へコピーする(上書時に確認メッセージを表示しない)
xcopy dir01 dir02 /e /y
ディレクトリ「dir01」配下のディレクトリ構造のみコピーする
xcopy dir01 dir02 /e /t
更新日付がコピー先よりも新しいファイルのみdir01からdir02へコピーする
xcopy dir01 dir02 /d
更新日付が「2018/07/01」以降のファイルのみdir01からdir02へコピーする
xcopy dir01 dir02 /d:07-01-2018
備考
- ファイルをコピーするには、copyコマンドを使用してください。