Windowsコマンド虎の巻

ping

pingは、ネットワークの疎通を確認するコマンドです。

解説

pingコマンドでは指定したIPのマシンが存在するかどうかを確認できます。
どの経路を使用して疎通しているのかを確認したい場合は、pathpingを使用してください。

構文

(構文)
PING [オプション] <ターゲット>
【オプション】
オプション説明
-t中断([Ctrl]+[c])するまでpingを送り続ける
-n 回数指定した回数pingを送る
-aアドレスをホスト名に変換して表示する
-w ミリ秒応答のタイムアウト時間を指定する(ミリ秒)
-l サイズ送信バッファーのサイズを指定する
-4IPv4の使用を強制する
-6IPv6の使用を強制する
-?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

IP「999.999.999.999」へ疎通確認を行う

C:¥>ping 999.999.999.999 999.999.999.999 に ping を送信しています 32 バイトのデータ: 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=128 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=128 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=128 999.999.999.999 の ping 統計: パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、 ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒): 最小 = 0ms、最大 = 3ms、平均 = 1ms

上記のように表示されれば疎通できています。

IP「999.999.999.999」へ2回疎通確認を行う

C:¥>ping -n 2 999.999.999.999 999.999.999.999 に ping を送信しています 32 バイトのデータ: 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 =3ms TTL=128 999.999.999.999 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128 999.999.999.999 の ping 統計: パケット数: 送信 = 2、受信 = 2、損失 = 0 (0% の損失)、 ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒): 最小 = 0ms、最大 = 3ms、平均 = 1ms

IP「999.999.999.999」へ中止するまでpingを送信する

ping -t 999.999.999.999

中止するには、[Ctrl] + [c]を押します。

IP「999.999.999.999」へ256バイトのpingを送信する

ping -l 256 999.999.999.999

デフォルトは32バイトです。

備考

  • デフォルトの送信回数は4回です。
  • 指定したIPのマシンがpingを返さない設定をしている場合はpingは返りません。

関連項目

  • pathping:ネットワークの経路を調べる
  • tracert:ネットワークの経路を調べる