Windowsコマンド虎の巻

robocopy

robocopyは、ファイル/ディレクトリをコピーするコマンドです。

解説

robocopyは、データのバックアップや同期を目的としたコマンドです。
オプションでコピー方法を詳細に指定できます。

構文

(構文)
ROBOCOPY <コピー元> <コピー先> [オプション]
【オプション】
オプション説明
/Bバックアップモードでコピーする
/Sサブディレクトリも再帰的にコピーする
/E(/Sオプション指定時)
中身が空のディレクトリもコピーする
/MIRコピー先の内容をコピー元と完全に同期する
(ミラーリング)
/MOVEコピー元の内容をコピー先へ移動する
/PURGEコピー元に存在しないファイルを削除する
/LOG:ファイル名処理結果を指定したファイルに出力する
/?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

ディレクトリ「C:¥dir01」を「C:¥dir02」へコピーする

C:¥>robocopy C:¥dir01 C:¥dir02

サブディレクトリも再帰的にコピーする

C:¥>robocopy C:¥dir01 C:¥dir02 /s /e

/eを付けないと中身が空のディレクトリはコピーされません。

コピー先が既に存在する場合、完全に同期させる

C:¥>robocopy C:¥dir01 C:¥dir02 /mir

コピー元に存在しないファイルが、コピー先に存在した場合はそのファイルは削除されます。

ディレクトリ「C:¥dir01」を「C:¥dir02」へコピーし、同時にログを「C:¥log.txt」へ出力する

C:¥>robocopy C:¥dir01 C:¥dir02 /LOG:C:¥log.txt

コマンドのヘルプを表示する

C:¥>robocopy /?

「help robocopy」でもOKです。

備考

  • copyxcopyコマンドでもファイルのコピーはできますが、同期やバックアップといった目的であればrobocopyコマンドが適しています。

関連項目

  • copy:ファイルをコピーする
  • xcopy:ディレクトリごとコピーする