Windowsコマンド虎の巻

rd/rmdir

rd/rmdirは、ディレクトリを削除するコマンドです。

解説

rd/rmdirコマンドでは、ワイルドカードを使用した削除は不可です。

ディレクトリ内が空でない場合は、オプションを使用すれば削除できます。

GUI上の削除とは異なり、ゴミ箱へは入らずいきなり完全削除されるのでご注意ください。

構文

(構文)
RD [オプション] <ディレクトリ名> RMDIR [オプション] <ディレクトリ名>

rd、rmdirどちらも機能に違いはありません。

【パラメータ】
パラメータ説明
オプション下表【オプション】参照
ディレクトリ名削除対象のディレクトリを指定する ※省略不可
※絶対パス、相対パスどちらでもOKです。
※ワイルドカードは使用できません。
【オプション】
オプション説明
/S配下のディレクトリやファイルも同時に削除する
/Q/Sオプション指定時に表示される確認メッセージを表示しない
/?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

ディレクトリ「dir01」を削除する

C:¥>rd dir01

確認メッセージは表示せずいきなり完全削除します

ディレクトリ「dir01」配下のファイルやディレクトリも同時に削除する

// -sオプションを指定しない場合 C:¥>rd dir01 ディレクトリが空ではありません。 // -sオプションを指定した場合 C:¥>rd /s dir01 dir01、よろしいですか (Y/N)? y

確認メッセージを表示せずにディレクトリ「dir01」を削除する

C:¥>rd /s /q dir01

備考

  • コマンドの語源は「Remove Directory」です。
  • rd/rmdirコマンドでの削除は、ゴミ箱へ入らずにいきなり完全削除されるのでご注意ください。

関連項目

  • del:ファイルを削除する