setx
setxは、環境変数を永続的に設定するコマンドです。
解説
setxコマンドを使うと永続的な環境変数を設定することができます。
一時的な環境変数を設定したい場合は、setコマンドを使用してください。
構文
- (構文)
- SETX [オプション] <環境変数名> <値>
環境変数名 | 環境変数名を指定する |
値 | 環境変数に割り当てる値(文字列)を指定する ※特殊文字(&、^、<、>、|)を指定したい場合は 値を""(ダブルクォーテーション)で囲ってください。 (例)"a|b|c" |
オプション | 説明 |
---|---|
/M | システム環境変数として保存する (未指定時はユーザ環境変数として保存) |
/K レジストリパス | レジストリから設定する |
/F ファイルパス | ファイルから設定する |
/S | 接続先名を指定する |
/U [ドメイン\]ユーザ | 接続先のユーザーを指定する (/S オプションと併用) |
/P [パスワード] | 接続先のパスワードを指定する (/S オプションと併用) |
/? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
ユーザ環境変数に「HOGE=ABC」を設定する
C:¥>setx HOGE ABC
成功: 指定した値は保存されました。
システム環境変数に「HOGE=ABC」を設定する
C:¥>setx /m HOGE ABC
成功: 指定した値は保存されました。
既存のPathに「C:¥temp」を追加する
C:¥>setx /m Path "%Path%;C:¥temp"
成功: 指定した値は保存されました。
%PATH%を忘れると既存のPATHに設定されていた内容が消えてしまいますのでご注意ください。
リモートマシン「TESTSVR(ユーザ:neko、パスワード:pass)」に「HOGE=ABC」を設定する
C:¥>setx /s TESTSVR /u neko /p pass HOGE ABC
システム環境変数「HOGE」を削除する
C:¥>setx /m HOGE ""
成功: 指定した値は保存されました。
削除するには空文字を設定します。(下記補足もご覧ください。)
備考
- 環境変数の値を確認したい場合は、「echo %<環境変数名>%」で表示されます。
例)環境変数名「HOGE」の場合 ⇒ echo %HOGE% - 設定した値は、次回以降に立ち上げたコマンドプロンプトで有効です。
- 設定した環境変数を削除するには、値を空文字にして登録すればコマンドプロンプト上では削除されますが、 「システムのプロパティ」画面⇒「環境変数」画面で確認すると定義自体は表示されます。
- 完全に削除したい場合は、「環境変数」画面にて削除してください。