del/erase
del/eraseは、ファイルを削除するコマンドです。
解説
ファイル名を直に指定した削除も、ワイルドカードを使用した削除もどちらも可能です。
GUI上の削除とは異なり、ゴミ箱へは入らずいきなり完全削除されるのでご注意ください。
構文
- (構文)
- DEL [オプション] <ファイル名> ERASE [オプション] <ファイル名>
パラメータ | 説明 |
---|---|
オプション | 下表【オプション】参照 |
ファイル名 | ワイルドカードを使ったファイル名を指定する ※省略不可 (ワイルドカード記号) *:0文字以上の任意の文字列 ?:1文字以下の任意の文字列 |
オプション | 説明 |
---|---|
/f | 読取専用ファイルを強制的に削除する |
/p | 確認メッセージを表示する |
/q | 削除前に確認メッセージを表示しない |
/s | 削除実行後に削除したファイル名を表示する |
/? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
ファイル hoge.txt を削除する
C:¥>del hoge.txt
確認メッセージは表示せずいきなり完全削除します
ファイル hoge.txt を削除する(確認メッセージあり)
C:¥>del /p hoge.txt
C:¥hoge.txt を削除しますか (Y/N)? y
読取専用ファイル「test.txt」を強制的に削除する
C:¥>del /f test.txt
カレントディレクトリ内で、拡張子が「.txt」のファイルを全て削除する
C:¥>del *.txt
カレントディレクトリ内で、ファイル名が"test"で始まり拡張子が「.txt」のファイルを全て削除する
C:¥>del test*.txt
ディレクトリ「dir01」内の全ファイルを削除する
C:¥>del dir01
拡張子が「.txt」のファイルを削除実行後に削除したファイル名を表示する
C:¥>del /s *.txt
フォルダ名に空白を含むパスを指定して削除する
C:¥>del "C:\Program Files\aa.txt"
フォルダ名やファイル名に空白文字を含むパスを指定する場合は、""で囲う必要があります。
備考
- del、eraseどちらも同じ機能です。
- 指定したファイルが1件も存在しない場合はエラーとなります。
- delコマンドで削除すると、ゴミ箱へ入らずにいきなり完全削除されるのでご注意ください。
関連項目
- rd:ディレクトリを削除する