Windowsコマンド虎の巻

endlocal

endlocalは、バッチファイルで環境変数のローカル化を終了するコマンドです。

解説

setlocal~endlocal内で定義した環境変数は、それ以外の場所の環境変数に影響を及ぼしません。

構文

(構文)
ENDLOCAL ENDLOCAL /?
【オプション】
オプション説明
/?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

環境変数のローカル化が分かるサンプル

(sample.bat)

@echo off rem setlocal前にa=123を定義 set a=123 echo %a% rem 環境変数のローカル化開始 setlocal rem setlocal後にa=999を定義 set a=999 echo %a% rem 環境変数のローカル化終了 endlocal rem 変数aを表示 echo %a%

(実行結果)

C:¥>sample.bat 123 999 123

ローカル化中に定義した値(999)は、ローカル化の外には影響しないことが分かります。

備考

  • 環境変数のローカル化を開始するには、setlocalコマンドで開始できます。
  • endlocalを記述しなくとも、バッチファイルが終了した時に暗黙的にendlocalが実行されます。

関連項目

  • setlocal:バッチファイルで環境変数のローカル化を開始する