Windowsコマンド虎の巻

tracert

tracertは、ネットワークの経路を調べるコマンドです。

解説

通過したルーターや応答時間などネットワークの経路を確認することができます。
ネットワーク障害時の調査でよく使用されます。

構文

(構文)
TRACERT [オプション] ターゲット
【オプション】
オプション説明
/dIPアドレスからホスト名へ名前解決を行わない
/h ホップ数指定した数だけルータを探索する
/w ミリ秒タイムアウト時間を指定する(ミリ秒単位)
/4IPv4を使用する
/6IPv6を使用する
/?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

192.168.1.10へのネットワークの経路を調べる

tracert 192.168.1.10

192.168.1.10へのネットワークの経路を調べる(最大3ホップまで)

tracert /h 3 192.168.1.10

192.168.1.10へのネットワークの経路を調べる(途中の名前解決は行わない)

tracert /d 192.168.1.10

/dを付けると名前解決を行わないためパフォーマンスに優れます

備考

  • ホストからホストへのネットワークの経路(ルーター)を確認する場合に使用します。

関連項目

  • pathping:ネットワークの経路を調べる