attrib
attribは、ファイル属性の表示と設定を行うコマンドです。
解説
ファイルの属性は以下5種類のものを設定できます。
・読み取り専用属性
・アーカイブ属性
・システムファイル属性
・隠しファイル属性
・非インデックス対象ファイル属性
上記の属性毎に設定する(+)か、解除する(-)かをオプションにて指定します。
構文
- (構文)
- ATTRIB [オプション] <対象ファイル名>
パラメータ | 説明 |
---|---|
オプション | 下表【オプション】参照 |
対象ファイル名 | 対象ファイル名を指定する ※省略不可 ※絶対パス、相対パスどちらでもOKです。 |
オプション | 説明 |
---|---|
/D | ディレクトリも対象とする (/Sオプションを同時に指定する必要あり) |
/S | サブディレクトリも対象とする |
/L | SymbolicLinkのターゲットに対するSymbolicLinkの属性で動作する |
+R | -R | +R:読取り専用属性を設定する。 -R:読取り専用属性を解除する。 |
+A | -A | +A:アーカイブ属性を設定する。 -A:アーカイブ属性を解除する。 |
+S | -S | +S:システムファイル属性を設定する。 -S:システムファイル属性を解除する。 |
+H | -H | +H:隠しファイル属性を設定する。 -H:隠しファイル属性を解除する。 |
+I | -I | +I:非インデックス対象ファイル属性を設定する。 -I:非インデックス対象ファイル属性を解除する。 |
/? | コマンドのヘルプを表示する |
サンプル
カレントディレクトリにあるファイルの属性を表示する
C:¥temp>attrib
A R C:¥temp¥aa.txt
A H C:¥temp¥bb.txt
A HR C:¥temp¥cc.txt
A C:¥temp¥dd.txt
A C:¥temp¥ee.xlsx
カレントディレクトリにある拡張子が「.txt」ファイルの属性を表示する
C:¥temp>attrib *.txt
A R C:¥temp¥aa.txt
A H C:¥temp¥bb.txt
A HR C:¥temp¥cc.txt
A C:¥temp¥dd.txt
カレントディレクトリにある全てのディレクトリとファイルの属性を表示する
C:¥temp>attrib /d /s *.txt
A C:¥temp¥d1¥xx.txt
A R C:¥temp¥aa.txt
A H C:¥temp¥bb.txt
A HR C:¥temp¥cc.txt
A C:¥temp¥dd.txt
A C:¥temp¥ee.xlsx
ファイル「bb.txt」を隠しファイルとする
C:¥>attrib +h bb.txt
ファイル「aa.txt」の読取り専用属性を解除する
C:¥>attrib -r aa.txt
備考
- attribコマンドは、attribute(属性)という単語が語源です。
- 読み取り専用属性と隠しファイル属性は、ファイルのプロパティ(GUI)でも確認/設定ができます。