Windowsコマンド虎の巻

gpupdate

gpupdateは、グループポリシーの設定を最新に更新するコマンドです。

解説

Active Directoryではシステム設定をグループポリシー機能で行っています。

この設定は通常は自動でクライアントに適用されますが、
手動で適用させたい場合にgpupdateコマンドを使用します。

構文

(構文)
gpupdate [オプション]
【オプション】
/Force強制的に最新化する
/Target:{Computer | User}ポリシーの適用対象を指定する
(ユーザー or コンピューター)
※デフォルトは両方
/Logoffグループポリシーの更新完了後にログオフする
/Bootグループポリシーの更新完了後に再起動する
/Sync次のフォアグラウンドポリシーアプリケーションを同時に実行する
/Wait:{値}ポリシー処理の完了を待つ時間(秒)を設定する
'0'は完了を待たない。
'-1'は完了するまで待つ。
既定値は600秒。
/?コマンドのヘルプを表示する

サンプル

グループポリシーを最新化する

C:¥>gpupdate ポリシーを最新の情報に更新しています... コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。 ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。

ユーザ設定、コンピューター設定の両方が最新化されます。

グループポリシーを強制的に最新化する

C:¥>gpupdate /force

グループポリシーをユーザ設定のみ最新化する

C:¥>gpupdate /target:user

グループポリシーをコンピューター設定のみ最新化する

C:¥>gpupdate /target:computer

グループポリシー最新化後にログオフする

C:¥>gpupdate /logoff

グループポリシー最新化後に再起動する

C:¥>gpupdate /boot

再起動が必要な設定が存在しない場合は再起動されません。

コマンドのヘルプを表示する

C:¥>gpupdate /?

備考

  • 通常はオプションなしでgpupdateのみで実行すれば問題ありません。

関連項目

  • gpresult:ポリシーの結果セット(RSoP)を表示する