Windowsコマンド虎の巻

sc triggerinfo

sc triggerinfoは、サービスのトリガー開始情報を設定または照会するコマンドです。

解説

sc triggerinfoコマンドは、特定のシステムイベント(デバイスの接続、IPアドレスの利用可能化、グループポリシーの変更など)をトリガーとして、サービスを自動的に開始または停止するように設定するために使用されます。
これにより、サービスは必要なときにのみ実行され、システムのパフォーマンスやリソース消費を最適化できます。

このコマンドを使用することで、手動でサービスを開始する手間を省き、イベントドリブンなサービス管理を実現できます。

構文

(構文)
sc [¥¥マシン名] triggerinfo <サービス名> [start/stop/delete] [<トリガー情報>]
【オプション】
オプション説明
¥¥マシン名操作対象のマシンを指定する
※省略時はローカルマシンが対象。
サービス名トリガー情報を設定または照会するサービス名を指定する。
start指定したトリガー情報でサービスを開始するように設定する。
stop指定したトリガー情報でサービスを停止するように設定する。
delete指定したサービスのすべてのトリガー情報を削除する。
トリガー情報トリガーとなるイベントの種類とそれに付随する詳細情報を指定する。
 主なトリガーの種類:
  RPC_INTERFACE_EVENT:RPCインターフェースのアクティビティ
  CUSTOM_SYSTEM_STATE_CHANGE:カスタムシステム状態の変化
  DEVICE_INTERFACE_ARRIVAL:デバイスインターフェースの到着(接続)
  FIREWALL_PORT_EVENT:ファイアウォールポートのアクティビティ
  DOMAIN_JOIN_LEAVE:ドメイン参加/離脱
  BT_PRESENCE_CHANGE:Bluetoothの存在変化
  NETWORK_DISCONNECT:ネットワーク切断
  GROUP_POLICY_CHANGE:グループポリシーの変更
  AGM_RESOURCE_AVAILABLE:電源管理リソースの利用可能化
  POWER_SETTING_CHANGE:電源設定の変更
  ※トリガー情報にはGUIDや特定のパラメータが必要な場合がある。

サンプル

サービス「WLAN AutoConfig」の現在のトリガー情報を表示する

C:¥>sc triggerinfo "WLAN AutoConfig" [SC] QueryServiceConfig2 SUCCESS SERVICE_NAME: WlanSvc TRIGGER INFORMATION START SERVICE TYPE : CUSTOM SYSTEM STATE CHANGE GUID : 40092301-443b-4537-b67f-987a04964233 (NETWORK_PROFILE_ARRIVAL) DATA : (0) STOP SERVICE TYPE : CUSTOM SYSTEM STATE CHANGE GUID : 40092301-443b-4537-b67f-987a04964233 (NETWORK_PROFILE_DEPARTURE) DATA : (0)

ネットワークプロファイルの到着/離脱によってサービスが開始/停止するように設定されていることがわかります。

サービス「BITS」にデバイスインターフェースの到着(GUID例)で開始するトリガーを追加する

C:¥>sc triggerinfo BITS start DEVICE_INTERFACE_ARRIVAL_GUID=533cc294-df74-4b53-90d2-9720b0805179 [SC] SetServiceObjectConfig2 SUCCESS

指定したGUIDのデバイスが接続された際にBITSサービスが開始されるようになります。

サービス「Fax」のすべてのトリガー情報を削除する

C:¥>sc triggerinfo Fax delete [SC] DeleteServiceConfig2 SUCCESS

備考

  • `sc triggerinfo`コマンドの実行は、コマンドプロンプトを管理者として実行する必要があります。
  • トリガー情報は非常に強力な機能ですが、不適切に設定するとシステムの動作に影響を与える可能性があります。
  • トリガーの種類によっては、特定のGUID(グローバル一意識別子)や追加のデータが必要になります。正確なGUIDやパラメータは、Microsoftの公式ドキュメントを参照してください。

関連項目

  • sc:サービスに関する設定や確認を行う
  • sc managedaccount:サービスアカウントの設定をする
  • sc qmanagedaccount:サービスアカウントの設定を照会をする