fsutil usn
fsutil usnは、USNを管理するコマンドです。
解説
USNは更新シーケンシャル番号です。
当コマンドで、ファイルのUSNを調べたりジャーナルの作成や削除ができます。
構文
- （構文）USNジャーナルを作成する
- fsutil usn createJournal ＜ボリュームパス名＞ [オプション]
| オプション | 説明 |
|---|---|
| m=最大サイズ | NTFSが変更ジャーナル用に割り当てる最大サイズを指定する（バイト単位） |
| a=割り当て差分 | 変更ジャーナルの末尾に追加され、先頭から削除されるメモリ割り当てのサイズを指定する（バイト単位） |
- （構文）USNジャーナルを削除する
- fsutil usn deleteJournal ＜フラグ＞ ＜ボリュームパス名＞
| フラグ | 説明 |
|---|---|
| /D | 削除 |
| /N | 通知 |
- （構文）ボリュームの書き込み範囲の追跡を有効化する
- fsutil usn enableRangeTracking [c=＜チャンクサイズ＞ s=＜ファイルサイズしきい値＞] ＜ボリュームパス名＞
- （構文）USNデータを列挙する
- fsutil usn enumData ＜ファイルの参照番号＞ ＜lowUsn＞ ＜highUsn＞ ＜ボリュームパス名＞
- （構文）ボリュームのUSNデータを照会する
- fsutil usn queryJournal ＜ボリュームパス名＞
- （構文）USNジャーナル内の USNレコードをの読み取る
- fsutil usn readJournal ＜ボリュームパス名＞ [オプション]
| オプション | 説明 |
|---|---|
| minVer=数値 | 返されるUSN_RECORDの最小メジャーバージョン （既定値は2） |
| maxVer=数値 | 返されるUSN_RECORDの最大メジャーバージョン （既定値は4） |
| startUsn=USN番号 | USNジャーナルの読み取りを開始するUSN （既定値は0） |
| csv | CSV形式で出力する |
| wait | より多くのレコードを待機してからUSNジャーナルに追加する指定 |
| tail | USNジャーナルの最後から読み取りを開始する |
- （構文）ファイルのUSNデータを読み取る
- fsutil usn readData ＜ファイル名＞
サンプル
USNジャーナルを作成する
fsutil usn createJournal d:
USNジャーナルを削除する
fsutil usn deleteJournal /d d:
DドライブのUSNデータを照会する
fsutil usn queryJournal d:
備考
- サブコマンドにより、コマンドプロンプトを管理者として実行する必要があります。
関連項目
- fsutil：NTFSファイルシステムに関する操作を行う
