Windowsコマンド虎の巻

fsutil sparse

fsutil sparseは、スパース ファイルを管理するコマンドです。

解説

スパースファイルは、ファイルシステム上に効率よく保存し容量を節約する仕組みです。

構文

(構文)スパースの照会
fsutil sparse queryFlag <ファイル名>
(構文)範囲の照会
fsutil sparse queryRange <ファイル名>
(構文)スパースの設定
fsutil sparse setFlag <ファイル名> {0|1}

スイッチを省略すると1が指定されたものとしてみなされます。

(構文)スペース範囲の設定
fsutil sparse setRange <ファイル名> <開始オフセット> <長さ>
【オプション】
オプション説明
なし

サンプル

D:¥test.txtのスパースファイルの情報を表示する

fsutil sparse queryflag D:¥test.txt

D:¥test.txtのスパースファイルの範囲を表示する

fsutil sparse queryRange D:¥test.txt

D:¥test.txtをスパースファイルに設定する

fsutil sparse setFlag D:¥test.txt 1

1を指定するとスパースファイルに設定されます

D:¥test.txtのスパースファイル設定を解除する

fsutil sparse setFlag D:¥test.txt 0

0を指定するとスパースファイル設定が解除されます

D:¥test.txtのスパースファイルに範囲を設定する

fsutil sparse setRange D:¥test.txt 0 65536

備考

  • sparseはスパースと読み、「希薄な、まばらな、薄い」という意味の英語です。

関連項目

  • fsutil:NTFSファイルシステムに関する操作を行う