fsutil behavior
fsutil behaviorは、NTFSファイルシステムを管理するコマンドです。
解説
NTFSファイルシステムの設定を照会または設定します。
構文
- (構文)ファイル システムの behavior パラメーターを照会
- fsutil behavior query <オプション>
- (構文)ファイル システムの behavior パラメーターを変更
- fsutil behavior set <オプション> <設定値>
オプション | 説明 |
---|---|
allowExtChar | 短いファイル名に拡張文字セットを使用するかどうか 1:使用する(デフォルト) 0:使用しない |
bugcheckOnCorrupt | ストップエラー発生時にバグチェックを実行するかどうか 1:実行する 0:実行しない(デフォルト) |
disable8dot3 [<ボリューム パス>] | 短い名前を使用するかどうか |
disableCompression | ファイル圧縮機能を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
disableCompressionLimit | ファイル圧縮機能の制限 1:制限しない 0:制限する |
disableDeleteNotify [NTFS|ReFS] | 削除通知機能を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
disableEncryption | ファイル暗号化機能を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
disableFileMetadataOptimization | メタデータ最適化機能を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
disableLastAccess | 最終アクセス日時を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
disableSpotCorruptionHandling | スポット修正機能を使用するかどうか 1:使用しない 0:使用する |
encryptPagingFile | ページファイルの暗号化機能を使用するかどうか 1:使用する 0:使用しない |
memoryUsage | キャッシュサイズレベル 0:自動設定 1:既定サイズ 2:キャッシュサイズ |
mftZone | MFTのサイズ 0:自動設定 1~100:200MB単位で指定 |
quotaNotify | ディスククォータの制限到達時のイベント記録頻度(秒) ※既定値は3600(1時間) |
symlinkEvaluation | シンボリックリンクをローカルとリモートで使用するかどうか |
disableWriteAutoTiering [<ボリューム パス>] | 階層化ボリュームの ReFS v2 自動階層化ロジックの有無 |
disableTxf [<ボリューム パス>] | TXFの有効/無効 |
サンプル
短いファイル名に拡張文字セットを使用するかどうか確認する
C:¥>fsutil behavior query allowExtChar
AllowExtChar = 1 (有効)
ファイル圧縮機能を使用するかどうか確認する
C:¥>fsutil behavior query disableCompression
DisableCompression = 0 (無効)
シンボリックリンクをローカルとリモートで使用するかどうか確認する
C:¥>fsutil behavior query symlinkEvaluation
ローカルからローカルへの シンボリック リンクの評価: 有効
ローカルからリモートへの シンボリック リンクの評価: 有効
リモートからローカルへの シンボリック リンクの評価: 無効
リモートからリモートへの シンボリック リンクの評価: 無効
リモートからローカルへの シンボリックを有効/無効に設定する
⇒ 有効にする場合
C:¥>fsutil behavior set symlinkevaluation R2L:1
リモートからローカルへの シンボリック リンクの評価: 有効
⇒ 無効にする場合
C:¥>fsutil behavior set symlinkevaluation R2L:0
リモートからローカルへの シンボリック リンクの評価: 無効
コマンドプロンプトを管理者として実行する必要があります。
備考
- コマンドにより、管理者権限での実行が必要になります。
関連項目
- fsutil:NTFSファイルシステムに関する操作を行う